「地球に優しい暮らしは、家族に優しい暮らし」をコンセプトに、地元密着型でありながら、グローバルな家づくりを提唱しているシズカホーム。シズカホームの考え方に共鳴した編集者・セキノツカサが、自分の理想のマイホームを手に入れるべく、シズカホームの社長・望月千明さんと設計士・新名清隆さんに家づくりのあれこれを教えてもらいます。

 

 

Vol.1 『自分サイズのちょうどいい家づくり』

 

いま住んでいる家は、あなたにとって、あなたの家族にとって、ちょうどいいですか? 狭すぎて不便だったり、広すぎて持て余したり、していませんか? 連載第1回目の今回は、自分サイズの家づくりについて教えてもらいます。

 

 

フレキシブルな家づくりを

 

セキノ:私はいま中古の一戸建に住んでいるんですが、家が広すぎると感じています。うちの家族は、私と夫と保育園に通う子ども2人と、うさぎ1匹。部屋も収納も余っているんです。贅沢なことかもしれませんが、掃除や出かける前の戸締りが大変だし、動きに無駄が多いように感じています。

望月:家族構成は年々変わるものなので、どこに合わせるかが一番難しいですね。家族構成がMAXのときに家を建てるケースが多いですから、子どもが出ていって夫婦2人になってみて、広すぎると困っている方がたくさんいらっしゃいます。

セキノ:だいたい家を建てるタイミングって、子どもが小学校に上がるときとか、子どもが大きくなってきて手狭になったとか、そういうことが多いですもんね。

新名:その先のライフスタイルの変化に対応できる家を作ることが、重要なんじゃないかと思います。「スケルトン・インフィル」という考え方ですね。

セキノ:スケルトン・イン・フィル?

新名:スケルトンは建物の構造の部分のこと、インフィルは建物の内側の間取りや設備などのこと。わかりやすい例でいうと、子ども部屋をひとつの空間にしておいて、2部屋必要になったら間仕切りで部屋を分けるようなことです。

セキノ:可変性というか可動性というか、そういうことですね。

新名:例えば、今は親と同居でなくても、将来的には介護が必要になって同居することもあるかもしれません。ライフスタイルに合わせて家も変えられるようにしておくと良い。特に水回りはリフォームや修繕をしやすいように作っておくと良いと思います。

セキノ:なるほど。家を建てるときから、先々のことを考えて工夫できるんですね。

 

 

小さい家や平屋は安くない

 

セキノ:家を建てるなら、小さい家がいいなと思っているんです。無駄のない暮らしがしたいのもありますが、お金がたくさんなくても小さい家なら建てられるかな?という理由もあって。でも、子どもはこれから大きくなるし、不便なような気もして迷います。

望月:ひと昔前より明らかに建物面積は減少しています。以前なら通しの間や応接室など来客用の部屋があるのが当たり前でしたが、いまは不必要なスペースを省いた、より現実的な間取りになっています。建築費全体としては小さい家の方が安くなりますが、お客様が予想された金額より高くなってしまいがちなんです。

セキノ:どうしてですか?

望月:例えば、お風呂の広さは、大きい家でも小さい家でもそんなに変わりませんよね。どちらも同じくらいお金がかかります。設備や床面積にもよりますが、小さい家だと、水回りなどの必要な部分が占める割合が増えてしまいますから、他のスペースが狭くなってしまいますよね。

セキノ:そうやって現実的に考えていくと、なかなか難しそうですね。平屋にも憧れているんですが、どうですか?

新名:近年は平屋の需要が増えているようです。実は弊社でも昨年平屋建てを2棟お引き渡ししました。地震のことを考えたら負荷の少ない平屋は良いと思いますね。平屋建てだと階段がなくなるので動線はシンプルになります。

セキノ:地震のことまでは考えていませんでしたが、災害時のことを考えた家づくりというのも大事な視点ですね。

新名:そうなんです。ただ、コストパフォーマンスで考えたらデメリットも存在します。住宅のコストの中で大きな割合を占めるのが基礎と屋根なので、平屋だと2階建・3階建よりも割高になってしまいます。

セキノ:同じ床面積であれば、平屋より2階建・3階建の方がお得なんですね。

 

 

納得のいく家づくりのために

 

セキノ:実際に「さあ家を建てよう!」となったときに、まず考えるべきことはなんでしょう?

新名:まずは資金計画が重要になってきますね。いくらで建てるか、毎月いくら払っていくか。

セキノ:最低いくらあれば建てられるとか、いくらならこんな家という目安が、だいたいはあるんですか?

新名:坪単価が目安にされますが、坪単価の定義は各社違っているので正確なルールはありません。総額を延べ床面積で割るのが坪単価ですが、総額に何が含まれているのかは同じではない。大手の住宅メーカーだと、規格住宅で30坪でいくら40坪でいくらというふうに出しますけど、建てる土地にもよりますし、実際には最終的な見積りにならないとわからないのが現状です。

セキノ:シズカホームでは、金額の提案はどのようにされているんですか?

新名:皆さん、たいていは「いくらくらいでできますか?」と聞かれますから、おおよその値段は言いますが、本当は設計もしていないのに金額はわからないんですよね。住まいに望むものは人それぞれ違うので、規格住宅のように区切るのは難しい。これまでの施工事例と金額を参考にしてもらったりはしますが、一概には言えません。

セキノ:そのぶん型にはまらない自由な住まいが実現できるということでもありますよね。では、具体的にはどうやって話を進めていくんでしょうか?

 

 

新名:まずは敷地調査に行きます。どんな土地に建てたいのか、まわりの環境などをチェックします。土地やまわりの環境によって、建てられる家が違ってくるので。

セキノ:つい建てる家のことばかり考えてしまいがちですが、土地やまわりの環境あってのことですね。

新名:そうです。敷地調査が済んだら、住む人の家族構成やどんな家が理想か、好みのテイスト、譲れないところはどこか、などをヒアリングします。お子さんの年齢とか、奥さんが働いているとかいないとか、どんな仕事をされているとか、いろいろなことを聞きます。

セキノ:どんな暮らしをされているかイメージしてから家を考えていくわけですね。契約はどの段階でするんですか?

望月:家のプランニングをして、ある程度決まった図面に対して見積りを出して、気に入ってもらったら契約になります。

セキノ:図面を出すところまでが一番大事なところだと思いますが、そこはお金をもらわずにやるんですか!

望月:会社によっては、大まかな図面と見積りの段階で契約して、それから細かいところを詰めていくというやり方をしているところもありますが、うちは、先に細かく詰めて最後に変更がないようにしています。

セキノ:見積りまで作って見せて、やっぱりダメでした、という可能性もあるんですよね!?

新名:そうですね。やったことが無駄になってしまう可能性もありますから、そうならないように細かく丁寧に、納得してもらえるようにやっています。

セキノ:シズカホームは、建てる前からそれだけ本気で向き合ってくれるということですよね。型にはまらない自分サイズの家づくりが実現できそうな気がします。

 

 


 

PROFILE

セキノツカサ

編集者・ライター。大学卒業後、「暮しの手帖」編集部、「はあと&はあと」(ベネッセコーポレーション)編集部を経て、独立。実用系の雑誌や書籍を中心に、幅広い分野で活躍する。マイホームの新築を計画中。

 

 

静岡の1級建築士 |注文住宅・リフォーム お客様の「家づくり」をお手伝い。

株式会社シズカホーム 本 社/〒416-0931静岡県富士市蓼原116-3 Tel.0545-61-4414 Fax.0545-64-5836